データ取引所
ビジネスニーズに合わせてカスタマイズされたデータ取引プラットフォームソリューションで、貴社独自のデータエコシステムを組織・指揮できます。
データ取引所とは?
データ取引所は二面的なデータエコシステムです。複数のデータ提供者がさまざまなデータ取得者に対してデータ製品を商品化し、直接的な収入を得ることができます。
データショップとはデータ取引所の特定のモデルで、一面的なシステムです。データショップではデータ提供者となる1つの組織だけがデータ製品を商品化し、さまざまなデータ取得者に対して提供します。
データ取引所を構築する理由とは?
データ取引所は、短期間で直接的な収入を生み出します。自社が所有するデータや他のデータ提供者が所有するデータが別の組織の経営上の課題やビジネス課題を解決できるとしたら、データ製品はデータを取得する組織にとって巨大な価値を持つことになります。このような組織がデータ取得者としてのターゲットになります。
データ取引所やデータショップにより、組織はデータ製品の商品化をすぐに開始できます。そして、表示レベルやアクセス権、データ製品の利用条件を厳格にコントロールしながら、利益率の高い収入を生み出すことで、損益を改善できます。
成長期には、組織のリーダーシップと先行者利益により、新しい収益源を成長させ、利益を最大化するポジションに立つことができます。これには、以下が求められます。
- 新たなターゲットデータ取得者に向けた新しいデータ製品やサービスの特定
- 隣接業界・ビジネスへのデータ取引の拡大
- パートナーとのデータ共有関係の構築。業界データハブモデルへと拡張することによる、間接的利益の追加生成
データ取引所は、2種類の収入源を創出します。
- データ提供者として、データ製品をサブスクリプションプランや利用ごとの価格で配布することで、直接的な収益を生み出すことができます
- データ取引所のオーケストレーターとして、データ取引プラットフォームソリューションへの利用者のサブスクリプションおよびサードパーティの取引に対する手数料で、直接的な収益を生み出すことができます
データ取引所の参加者は?
データ取引所では、オーケストレーターはデータ取引プラットフォームソリューションを管理する法的組織です。その活動には、利用者の勧誘、オンボーディング、登録も含まれます。オーケストレーターはプラットフォームを規定するビジネスモデルとガバナンスモデルを定め、コンプライアンス、セキュリティ、信頼に関するポリシーを施行し、運用とモニタリングを管理します。
データ提供者とデータ取得者は、データ取引所のビジネスモデルおよびデータ提供者が設定した価格に従ってデータ製品を取引する参加者です。
データ取得者には、ビジネスのエコシステムのあらゆる組織 (サプライヤー、顧客、ビジネスパートナー、サービスプロバイダー、株主、公的機関や自治体など) が考えられます。
データ取得者にとってのメリットとは?
データ取得者は、見つけることが難しいデータや独自性の高いデータにアクセスすることができます。また、以下のように、これらのデータをビジネス課題や経営上の特定の課題の解決に役立てることができます。
- 販売および顧客データにアクセスすることで、市場に対するインサイトを取得できます
- 運用データや製品ライフサイクルデータにアクセスすることで、運用やメンテナンスプロセスを改善できます
- 市場データ、顧客データ、運用データ、技術データ、製品ライフサイクルデータなどにアクセスすることで、新製品やサービスの改善や設計が可能です
- データをバリューチェーンパートナーと取引することで、CSR や脱炭素目標をモニタリングし、達成に向けて取り組むことができます
その他のモデル
貴社のニーズや要件が時間とともに変化し、データ取引所と他のデータ取引モデルの組み合わせを検討される場合もあるでしょう。
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